結局、あなたが抱える「生きづらさ・上手くいかなさ・辛さ」の正体とは何なのか?
前のページで、生きづらさの構造は「顕在意識と潜在意識の不一致(脳内葛藤)」であると説明しました。
では、なぜ不一致が起きると、これほどまでに「辛い」のでしょうか?
それは、あなたが「本来の自分(脳の最適状態)」から分離して生きているからです。
人間には、生まれ持った気質、才能、価値観という「設計図(本来のスペック)」があります。
しかし、メンタルブロックによって、その設計図とは違う生き方を脳が強制されている状態。
これをパソコンで例えるなら、
「動画編集用のハイスペックPCなのに、エクセルしか使わせてもらえず、しかも動作が重い」
ようなものです。
本来の能力が発揮できないだけでなく、常にシステムエラーを起こしている状態。
これが「生きづらさ」の正体です。
脳のエネルギー漏れと「自己否定・罪悪感」
本来の自分と分離した状態で生きていると、心の中には以下の3つの「重いデータ」が蓄積されていきます。
1.自己否定(こんな自分はダメだ)
2.罪悪感(申し訳ない、私が悪い)
3.恥(自分は欠陥品だ)
これらの感情は、単なる「気分」ではありません。
脳科学的に見れば、脳のリソース(処理能力)を大量に消費する「バックグラウンドで動き続ける重いアプリ」です。
あなたが「やる気が出ない」「体が重い」「頭が回らない」と感じるのは、これらの感情処理に脳のエネルギーの90%以上が奪われているからです。
これを私は「脳のエネルギー漏れ(パワーロス)」と呼んでいます。
原因不明の体調不良は、脳からの「緊急停止信号」
さらに、この状態を放置して頑張り続けると、脳はあなたを守るために最終手段に出ます。
それが「身体症状(心身症)」です。
- 病院に行っても原因不明の痛み、だるさ
- 治らない肩こり、頭痛、胃腸の不調
- 朝起きられない、不眠、パニック発作
これらは病気というより、脳が出している「緊急停止信号(強制終了)」です。
「これ以上、本来の自分からズレた生き方をしたら壊れるぞ!」と、体が全力で訴えているのです。
薬で症状を抑えても治らないのは、根本にある「脳内プログラムのバグ」が修正されていないからです。
当オフィスのセッションでは、表層の悩みだけでなく、この根底にある「自己否定・罪悪感・恥」という重いデータを削除・書き換えしていきます。
それにより、脳のエネルギー漏れが止まり、嘘のように体が軽くなる現象が起きるのです。
では、なぜ自然治癒力があるはずの人間が、こうした「バグ」を自力で治せないのでしょうか?
次項では、そのメカニズムについて解説します。