良かれと思って行う、状況好転に「マイナス」になってしまう3つの行動
多くの人が、悩みを解決するために「真面目」に取り組んでいます。
しかし、その真面目さがアダとなり、逆に解決を遅らせているケースが後を絶ちません。
ここでは、一般的に「正しい」と思われているが、脳の仕組みから見ると「やってはいけない(逆効果になる)3つの行動」について解説します。
NG行動1.「原因」を徹底的に追求する
「なぜ私はこうなったのか?」
「いつからこうなったのか?」
この「犯人探し」に、膨大な時間とエネルギーを使っていませんか?
前述した通り、心の構造は複雑で、原因の特定は困難です。しかし、それ以上に問題なのは、
という事実です。
火事で家が燃えている時に、「出火原因は漏電か?放火か?」と現場検証をしても、火は消えません。
必要なのは「消火(ブロック解除)」です。
原因分析は、脳の「納得したい欲求」を満たすだけで、解決への推進力にはなりません。
過去をほじくり返す暇があったら、現在の脳の回路(矢印の向き)を変えることにリソースを集中してください。
NG行動2.「自分を責める(反省する)」
「私が弱いからだ」「もっと頑張らなきゃ」
一見、謙虚で前向きに見えますが、これは脳科学的に「最悪の行為」です。
脳は、あなたが思考したことを「強化」します。
「私はダメだ」と自分を責めるたびに、脳内では「私はダメな人間である」という神経回路が太く、強固に育っていきます。
つまり、反省すればするほど、あなたは「よりダメな人間」になるように脳をトレーニングしているのです。
「本来の素晴らしい自分」と「現状」のズレに気づいているからです。
本当にダメな人間なら、今の状況に違和感すら持たないはずです。
自分を責めるエネルギーがあるなら、それは「変わるためのエネルギー」として温存してください。
そして3つ目。
これが最も多くのスピリチュアル難民を苦しめている「呪い」です。